暗記カードを自作する時の紙の種類と、カードの作成について

勉強していると、暗記が必要な場面が多々あります。暗記する方法は様々ありますが、その一つに暗記カードを用いたものがあります。

暗記カードを用いて学習しようとする場合、作成に必要なカードは買うこともできますが、自作したいと思うこともあるのではないでしょうか。

この記事では、暗記カードを自作する際の紙とカードの作成の際にどうすべきかについて説明します。この記事を通じて皆様のお役に立てれば幸いです。

用いる紙について

暗記カードを作成する際、最初に決めるべきことは、どのような紙を用いて作るかということです。

一口に紙と言ってもその種類や色、厚さには様々なものがあります。

そのため、入手のしやすさ、値段、耐久性といった点から、考えていくことが大切です。

ここからは、暗記カードを作成する際におすすめする紙の種類、色、厚さについて、順に説明していきます。

種類

使用する紙の種類については、上質紙、色上質紙、コピー用紙のいずれかをおすすめします。

コピー用紙はホームセンターなどで簡単に手に入るなど、他の種類のものと比べて入手しやすいです。一方、上質紙、色上質紙は種類によってはネット通販などでないと入手しにくい可能性があります。

また、比較的安価であるため、自作する際のコストが安く済むというメリットを生かすことができます。

さらに、これらの種類の紙は表面が特に加工されていないため、鉛筆やシャープペンシル、ボールペンなどで書きやすく、書き込んで使う暗記カードにおすすめです。

紙の色については、白もしくはそれに近い色をおすすめします。

学習する際には、カードに書き込んだ文字を見ながら進めていくため、文字の見やすさについて、意識する必要があります。

紙の色が濃いものを用いると、文字が見づらくなってしまい、学習の効率が落ちてしまいます。

厚さ

厚さについては、入手のしやすさと耐久性や価格を考慮して決めるといいでしょう。

具体的には、入手のしやすさや安さを求めるのであれば薄いものを、耐久性を求めるのであれば厚いものを用いるといいでしょう。

薄いものを用いる場合は、一般的なコピー用紙で大丈夫です。この場合、厚さは約0.09mmとなります。

厚いものを用いる場合は、上質紙135kg(157g/m^2)あたりが良いでしょう。この場合、厚さは約0.19mmとなります。参考として、郵便はがきは約0.22mmです。

また、色上質紙の場合は、特厚口あたりが良いでしょう。

これらは、ネット通販などでないと入手しにくい可能性が高いため、用いる場合にはネット通販などで探すことをおすすめします。

カードの作成について

大きさの決め方のコツ

自作する場合、作るカードの大きさは自分で決める必要があります。

その際に、適切な大きさのカードを作るために、最大でどれくらいの文字数を、何行で、またどれくらいの大きさで書く予定なのかをあらかじめ決めておくとよいでしょう。

カードは小さすぎると文字が小さくなってしまって見えにくくなってしまい、学習の際に不便となってしまいます。

また、必要以上に大きすぎても持ちにくくなったり、作れる枚数が減ってしまうなど、あまりよくありません。

文字数などがある程度決まったら、ノートなどに試しに書いてみて、測ってみると必要な大きさがわかりやすくなると思います。

その際は、少し余裕を持たせた大きさにしておくと、文字数が少し多くなってしまった場合も安心です。

効率的に作るために

暗記カードは、学習のために作成するのであり、作成自体が目的ではないため、できれば効率的に作りたいところです。

効率的に作りたい場合、カードの大きさを、2等分、3等分の繰り返しで作成できるものにすることをおすすめします。

この時、3等分は次のようにすると比較的きれいにすることができます。

  • 紙の3分割したい側をS字状にたわませる。
  • 3分割した際に折り目となる部分と紙の端が二か所ともぴったり重なるように合わせる。
  • そのままつぶして折り目をつける。

ただし、厚い紙で作成する場合は、折り曲げにくいため、3等分するのは難しいかもしれません。その場合は、2等分のみで作れる大きさにする、もしくは手間がかかりますが測りながら作るなどしましょう。

参考までに、以下にA4の紙(210mm×297mm)を様々な大きさに等分した場合の大きさの一覧を載せます。作る際の目安にしていただければ幸いです。(なお、大きさについては比較しやすいように短辺×長辺の形で表記しています。)

短辺側の分割数長辺側の分割数カードの大きさ
2837.125mm×135mm
21224.75mm×135mm
3837.125mm×70mm
31224.75mm×70mm
4252.5mm×148.5mm
4352.5mm×99mm
4452.5mm×74.25mm
6335mm×99mm
6435mm×74.25mm
8426.25mm×74.25mm

まとめ

暗記カードを自作する際の紙の種類と作成について説明しました。

紙については、種類は上質紙、色上質紙、コピー用紙のいずれか、色は白もしくはそれに近い色にするのがおすすめです。また、厚さは入手しやすさなどを重視する場合は薄いもの、耐久性などを重視する場合は厚いものにするといいでしょう。

作成の際には、カードにどれだけ書くかを事前に考えて、そこから大きさを決めるとよいです。また、効率的に作成したい場合には、2等分、3等分の繰り返しで作れる大きさにするとよいでしょう。

最後に、大事なことですが、暗記カードを作成することはゴールではありません。

そのため、どうするか迷ってしまって作り始められない場合は、コピー用紙などの身近にある紙で市販のものに近い大きさで何枚か作り、実際に使ってみるのが良いです。

使ってみれば、もう少し大きい方がいいとか、もう少し丈夫な方がいいといったことがわかってくると思うので、そうした点を修正していく形で決めていくのがいいと思います。

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