世界遺産検定2級合格のための勉強で重要なこと

世界遺産検定2級について、受験し合格した経験から、学習の際に重要なことについて思ったことをまとめたいと思います。

私がどんな勉強をしたか

最初に、私がどんな勉強をしたかについて簡単にまとめます。興味のない方は、次の見出しまで飛ばしてください。

勉強に用いたものは、主に公式のテキストと問題集で、自分が使っていたテキストの発売後に登録された日本の遺産などについてはインターネットで調べるなどして学習を行いました。

最初に公式のテキストを3周読み、その後は過去問を一回分ずつ隔日で解きながら、世界遺産の基礎知識と日本の遺産の項目について読み込むという流れで学習を行いました。また、一日2時間を目標に学習を進めました。

2023年3月の第51回検定においてCBT方式で受験し、以下のような結果で合格しました。合格までの最終的な勉強時間は約35時間で、期間としては約3週間でした。

学習に関して重要だと思ったこと

世界遺産検定2級に対する勉強を行う際、効率的に合格するために重要だと思った点についてまとめます。

公式のテキストと問題集を軸にして学習する

世界遺産検定の対策は、公式のテキストと問題集を軸にして行うのが一番の近道です。

世界遺産検定の公式ホームページでも、「テキストから8割以上が出題されます」とあるように、公式のテキストで、出題される内容の多くをカバーすることができます。なお、それ以外で学習すべきと思う内容については後述します。

なお、購入する場合は、テキスト、問題集ともに最新のものを買いましょう。最新のものが発売される場合、3月頃に発売される可能性が高いです。公式のテキストについては、2023年5月現在、第5版が最新です。問題集は毎年発売されているため、最新の年のものを購入しましょう。

問題集は、発売年の前年の1年分が掲載されています。なお、過去問は1級と2級が同じ冊子となっているため、2級合格後に1級の受験をする場合、引き続き使用することができます。

一部の内容はインターネットで検索して学習する

公式のテキストで出題される内容のほとんどをカバーできますが、テキストに載っていない内容も出題されます。

そのような内容の中で、比較的出題されやすいと感じた内容が以下のものです。

  • 直近の世界遺産委員会の開催地や、次回の開催予定地、それらにおける特筆すべき内容
  • 日本の無形文化遺産
  • (存在する場合)テキスト発売後に推薦・登録された日本の遺産

これらの内容については、インターネットで調べるなどして学習を行いましょう。

全体に占める割合は小さいですが、覚える量は少なく、また出題されれば確実に正解できるため、一度目を通しておくことをお勧めします。

世界遺産の基礎知識と日本の遺産についての学習に重点を置く

学習を進めていく際には、世界遺産の基礎知識と日本の遺産についての内容に重点を置くことをお勧めします。

これは、合計でテキストの2割程度である一方で、配点は100点中45点となっているためです。

ただし、比較的細かい内容についても出題されるため、世界遺産の基礎知識と日本の遺産に関しては隅々まで理解するようにしましょう。

日本以外の遺産については、テキストにおける範囲が広い一方、そこまで細かい知識を問う問題は出題されません。

そのため、遺産名、国名、赤字、太字について押さえておけば合格点に十分達すると思います。また、余裕があれば登録基準についても押さえておきましょう。

ただし、それらの事柄だけだと理解しにくいため、最低1回は全体を読んでおくことをお勧めします。

おまけ: CBT試験と公開会場試験について

世界遺産検定2級は、CBT試験と公開会場試験から受験方法を選択することができます。

2023年においては、公開会場試験は年3回(3月、7月、12月)、CBT試験は年4回(公開会場試験と同じ時期と9月頃のそれぞれ約2週間の期間)行われます。

受験料については2023年5月現在、公開会場試験は6500円、CBT試験は7300円となっています。

このように二つの方法から選択することができますが、個人的にはCBT試験をお勧めします。

理由としては以下の4つが挙げられます。

  • 受験したい日の4日前まで申し込みが可能
  • 平日を含めて希望の日時で受験可能
  • 公開会場で受ける場合よりも会場が近くにある可能性が高い
  • 試験後すぐに結果がわかる

注意事項として、会場によって受験できる曜日や時間が異なるということが挙げられます。

また、日時(特に日曜日)・会場によっては早い時期に埋まってしまう可能性があるため、受験する日が決まったら早めに申し込んでおくことをお勧めします。なお、受験日の4日前までであれば、受験日時と会場の変更が可能です。

会場や、いつ受験可能かについては、世界遺産検定の公式ホームページの実施概要>会場一覧にあるリンクから確認しましょう。

まとめ

世界遺産検定2級について、合格するための学習のために重要だと思ったことについてまとめました。

この内容が、皆様のお役に立てれば幸いです。



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