勉強していると、単語や語句を覚える必要のある場面が多々あると思います。勉強において、考える力を養うことも大切ですが、その一方で覚えなければならないことも多くあります。
そのため、勉強するうえで、暗記をするということは切っても切れない関係と言えます。
とはいっても暗記する方法には様々なものが考えられます。それぞれ異なる特徴があるため、一概にどのような方法がいいと言うことはできません。
そのため、自分や覚えたい内容に合った方法を見つけていくことが大切となります。
今回は暗記カードを用いた方法における特徴について簡単にまとめてみましたので、日々の勉強における一つの参考としていただけたら幸いです。
特徴①:シャッフルして使うことができる
覚えたい内容一つ一つが別々のカードに書かれているため、カードをシャッフルすることによって順番を変えながら学習を行うことができます。
このことは、暗記をする上でとても重要と言えます。
なぜなら、学習の度に前後のカードが変わるため、暗記をする上で覚える必要のない不必要なつながりを断ち切ることができるからです。
単語帳などをシートで隠して順番に見て覚えようとした際、次の単語に関わる内容を見ずとも次の単語が分かる、そんな経験ないでしょうか。
このような場合、覚えたい組み合わせだけではなく、使っている単語帳などに載っている順番というものも覚えてしまっているということになります。
これだと暗記の効果が弱まってしまいます。
そのため、シャッフルすることができるという特徴は、覚える必要のないつながりを覚えてしまう可能性を下げるということにつながり、内容の定着に役立ちます。
特徴②:書く内容を絞り込む必要がある
暗記カードと聞いて、皆さんはどれくらいの大きさのものを想像しますか?多くの方は片手で持てるくらいの大きさを想像するのではないでしょうか。
つまり、一枚につき書ける内容はかなり少ないということになります。
ノートを想像してみてください。B5やA4などサイズは様々ですが、ページ一枚でそれなりの内容を書くことができます。
一方で、暗記カードの場合、サイズによって異なりますが、見やすさを考えると3行程度が限界ではないでしょうか。
そのため、暗記カードを作成する際には、必要な情報に絞るということが重要になります。
英単語のようなものの場合、そこまで心配する必要はないかもしれません。
しかし、教科書のある内容についてカードを作成しようとする場合にはその点を十分考える必要があります。なぜなら、その内容に関する説明が何行にもわたって書いてあることも多くあるからです。
その場合、そのまま写すのではなく、要約することによって短くすることや、重要な点、覚えたい点に絞って書くことなどをしていくことが必要となります。
特徴③:作成には手間がかかる
暗記カードを使って暗記を行う際、当然ですが最初に暗記カードを作成する必要があります。その際に多かれ少なかれ時間や手間がかかるという点も意識する必要があります。
そのため、暗記カードを作成すること自体も勉強に生かし、その時間を有効に活用することが重要です。
例えば、作成したい内容について、そのまま写すのではなく要約して書く、あるいはその場で覚えるくらいの勢いで内容を意識しながら書くなど、暗記カードを作成することが単なる作業とならないようにしていきましょう。
また、作成する時間を有効に活用できたとしても、暗記カードを作成することは暗記をするための手段であって、目的ではありません。つまり、作りすぎてしまうと暗記に手が回らなくなってしまう可能性があります。
そのため、一日につき5枚や10枚など、これぐらいだったら無理なく暗記ができるという枚数の範囲内で作っていくことが大切です。この時、一日二日では物事はなかなか定着しない、つまり同じカードを何日も使って勉強する必要があるということも意識して、枚数を決めましょう。
まとめ
今回、暗記カードを用いた方法には以下のような特徴があるということについて説明しました。
- シャッフルして使うことができる
- 書く内容を絞り込む必要がある
- 作成には手間がかかる
繰り返しになりますが、学習方法には様々なものがあります。
どの方法が自分に合っているのか、覚えたい内容に合っているのかについては試してみないとわかりません。
それぞれに合った方法を模索していくことが効果的な学習への第一歩になるため、時には自分の学習方法について見直してみるのもいかがでしょうか。
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